【長編】Project:2202(仮題)

ボーイミーツガール、仲間、協力、成長

──ライトな題材を硬派に武装する、新感覚”ヘヴィノベル”誕生


 

世界中が熱狂するVR-MMORPG『Valhalla(ヴァルハラ)』
全感覚を再現したこの革新的なゲームに、人々は取り憑かれた。
『ヴァルハラ』に不可能は無い──現実で可能なことは余すことなく再現できるし、現実では叶わぬことも、この楽園では可能となる。

 

ゲームシステム

 

『ヴァルハラ』は4つの大陸で構成されている。

サムライを従え、ミカドが統治する『桜花帝国』
最先端のテクノロジーを携え、民主主義を信望する『アルドニア共和国』
民主化に失敗し、以降は紛争地帯と化した『ニネヴェ』
歴史と伝統を重んじる王制国家『ガリアーノ連邦』

 

このゲームに目的は無い。楽しみ方はプレイヤーの自由だし、目的を見つけるのもプレイヤー自身だ。

街で商いをしようと、ひたすら仮想敵(アグレッサー)を倒して戦闘狂になろうと、プレイヤーの自由だ。もちろん、『フルダイブ』によって引き伸ばされた「時間」を使うだけでも構わない。この場合は、ゲームをプレイするというよりむしろ、夢を見ていると言った方が適切かもしれない。ナノマシンでデバイス化された脳は、覚めることのない深い夢を見せてくれるだろう。

 

どうした? 何かと似てる気がするって?
そりゃ、ごもっとも。こいつは現実と同じなんだからな。

限りなく現実に近い虚構が実現したとき、それは現実が2つ出来たのと同義だ。

俺たちはゲームをプレイしてるんじゃない──『ヴァルハラ』という現実を生きているのさ。

 

C.E.1 / 05 / 23 Monday.
(ニール・パトリック・ヤンセンの手記より抜粋)

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